QR24P Large Thanatos Ring Decayed Polish ver.
QR24P Large Thanatos Ring Decayed Polish ver.
※受注生産なので納期は3週間となります。
リアルなスカルリングを中心とした「タナトスシリーズ」の中でも、今までに無いような「リアルな風化」を目指して製作した作品。
ベースのスカルリングの大きさ、形状はラージタナトスリング2とラージタナトスリング3の中間くらいを意識しています。
今まではいかに全体の形状が本物の骸骨と合っているか、標本的な骸骨としてリアルかどうか、等を考慮して作成していたのですが、今回はさらにもう一つ踏み込んで、「実際にそこに存在する骸骨は、どのような風化の仕方をしているのか」を意識して作成しています。
実際に人が亡くなって風化した骸骨は、埋葬方法や保存状態、生前の健康状態によって完全な綺麗な状態ではない、どこか欠けていたり傷ついていたりするはずです。
そういったある意味ノイズのような部分が、真のリアルさを表現するには必要だと思いました。
今まで制作してきたスカルリングはどれもリアルで精巧なつくりを目指してきましたが、その分遊びのような部分が少なかったというのもございます。
完璧ではない部分にある意味美しさのようなものが宿る、という気もします。
ベースになる スカルリングは今まで同様出来る限りのところまでリアルに製作し、その後ダメージの後を作っていくので、単純に製作時間は長時間にのぼりました。
今までのものと大きく違う部分は、目の部分、鼻の部分、歯の部分等に透かしが多いところ。
ここを多くする事で、立体感が出せるようにしました。
歯の部分の欠け、抜けは実物の骸骨では定番の箇所ですね。
主に前歯近辺は抜けていて、奥歯は残っているものが多いです。
こちらのリングでもそれを踏襲しました。
細かい部分では歯の付け根が割れているのもポイントの一つです。
歯が抜けていると表情に柔らかさが出るのもいいですね。
サイドの縫合線付近もその線を起点にしてひび割れを作ることで、より実物らしさを高めています。
目の付近も少しおおげさに穴や傷を多くしていて、特に眉毛に当たる部分の加工はこだわった部分でもあります。
個人的には目の上のヒビ部分がかっこよく出来ました。
全体的な部分で言うと、多くのところに大小様々なへこみをつくり、朽ち果てた雰囲気を仕上げています。
仕上げは鏡面が美しい「ポリッシュ」を使用。
素材はSilver925、サイズは13~30号となっております。
またこちらの商品をベースにしたカスタムも受け付けております。
素材のゴールド、プラチナへの変更。
目への石留め、表面、裏面への文字彫り模様彫りの追加。
歯を一本だけゴールドにするのもいいかもしれませんね。
不明な点等ありましたらなんなりとお問い合わせください。
正面部縦の長さ : 35mm