QFO044 Lapislazuli Pendant
QFO044 Lapislazuli Pendant
「本日無事に受け取りました。とても素敵ですね!重厚感があるのでなかなかチェーンを合わせるのが難しいですが、候補は数本あるので順番にじっくり試していこうと思います。ずっと欲しかった青×黒のペンダント、唐草の高級感も良い具合にマッチしていて大変気に入りました。年齢を問わず長く使えるデザインだと思います。大切にしますね。どうもありがとうございました!」
東京都 K.M.様
完全フルオーダーメイドで作成したペンダントトップ。
当方としては珍しく、かなり大きな石を使用しています。
使用したのは「ラピスラズリ」。
きれいな青色の中に細かな金色が入っているのが特徴の宝石です。
サイズが大きいので石そのものの特徴がよく分かりますね。
石が楕円なので、枠もそれに合わせ楕円で作成。
お客様の希望を聞き、最終的にアンティークライクな唐草を中心としたデザインになりました。
上部から中央にかけては左右対称ですが、下部はアクセントとして大きい唐草を中心として一つの流れに収束させています。
バチカン部分もアシンメトリーを意識して本体に合うデザインにしています。
裏表でデザインが違うのもポイントです。
この作品で一番特徴的なのは、ラピスラズリとブラックコーティングという組み合わせ。
ラピスラズリは繊細な石なので、通常通りコーティングをすると、石の状態が悪くなってしまいます。
なので金属部分のみコートした後に石留め作業となるのですが、一番難易度が高いのがこの作業。
石留めは強い衝撃がかかるので、下手をしたらコーティングが剥がれ、また1から仕上げなおしとなってしまいます。
なのでとめる際にコーティングをマスキングテープできれいに保護し、強く叩きすぎないよう慎重に作業をしました。
とめるつめ部分は確実に傷がつくので、普段は見えない裏から留める様工夫いたしました。
無事留めた後はつめ部分のみ磨き銀色を出しています。
そんな苦労の甲斐あって、いままでにあにようなデザインが完成したかと思います。
今回はありがとうございました。